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ぼくの観察日記

思ったことを書いたりします。

『Pawoo』をどのように解釈すべきだろうか




 

 海外の各インスタンスからブロックを受け、リモートフォローなどの機能が遮断され、結果的に独立という立場になりつつあるPixivのMastodonサーバ「Pawoo」について記事を書いてみたい。

『Mastodon』と『Pawoo』とは?

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前提知識としてまずは、Mastodonという新たなSNS体系と、Pawooに対する海外インスタンスの反応について説明しておきたい。

 

『Mastodon』とは、新たなSNSの1つだ。似たようなものでは『GNU Social』などもあるが、何故かたまたま話題となっているのが今回のそれだ。個人でサーバを建てて、自分だけのネットワークを形成できる。リモートフォローなどの機能を使えば、サーバの壁を乗り越えて別サーバアカウントとの接触も可能だ。(この機能自体は決してMastodon特有というわけでも無く、むしろありふれたものである事は一応ここに書いておきたい。)

 

『Pawoo』とは、Pixiv社が開始したMastodonサーバである。ローカルTL(全てのユーザの呟きが表示されるタイムライン)に二次元イラストが溢れており、活気が見える。しかし一方で、ロリ系のポルノイラストが多く紛れていることに対して、海外勢から非難されている現状だ。

 

Pawooが持つ表現の自由

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Pixivが持つサービスには2つの種類があるのは誰もが知っていることだろう。一般向けページと、R指定ページだ。そしてこの2つの内、R指定ページを利用しているユーザの数がかなり多い。Twitterの普及によってその数は若干減少したものの、それでもかなりのユーザ数を持っているのは事実だ。

 

そんなPixivがMastodonサーバにて新たなサービスを開始した。上でも説明した『Pawoo』だ。Pixivあるいはそのユーザの気質というものがPawooにも遺伝して、結果としてローカルTLはすっかり二次絵で溢れ、活気あるサービスへと成長しているように見えた。気質というのは、二次絵に対する理解・自由な表現が保証されるべきという解釈などが主だ。

 

しかしながらその自由さが仇となり、海外インスタンス側から国交断絶の対応をされてしまう事態となってしまった。

 

独立、あるいはそれによる無法地帯化の影響とは

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斯くして、PawooはMastodonサービス上にて独立する結果になりつつある。Twitter上のあらゆるところで、これについての議論がなされているが(というか、ただトレンドになっているだけだけど)、事実として、Mastodonネットワークからハブられてしまった。一方、無法地帯化が進むTLではお構いなしにイラストが沢山流れていく。

 

結局、良くも悪くも、Pawooは自由な場所となって成長しているように見える。これをどう解釈するかは人それぞれだが、私としては悪い解釈はできるだけしたくないので、次の段落では私なりの良い方向での解釈を記述しておきたい。

 

 

結果として、『Pawoo』はどうなっていきそうか

最近、Twitterではアダルト漫画の作家達が次々と凍結される事態となっており、私のようなファンにとっては随分と居心地の悪いところになってしまった。要は、様々な人種がTwitterに集まりすぎていて、窮屈なのだ。そういった中で行われる、健全化を図りたい人たちの意見というものが強いを影響を持ち、かつての自由な場所という要素がスッカリ退けられ、ディストピア化(大げさな表現だけど。)の一途をたどるTwitterにもうウンザリしているユーザも少なくない。

 

かと言って、Twitterが持つ『TLという存在』や『分かりやすくて使いやすいサービス体系』に慣れすぎてしまっているため、Pixivに今更戻るという選択もあまり面白そうでは無い。というのも、Pixivではイラスト投稿者以外が自由に呟ける場所もないからだ。つまりは、Twitterのようにイラストを描かない人も参加可能で、かつイラストが趣味の中心にある人たちが、その人たちだけで集まって楽しめるサービスというものが必要だった。

 

Pawooがこれからどうなっていきそうか。それは、もしかしたらかつての二次絵的な意味での、自由な場所としてのTwitterの再現であるかもしれない。(もちろん、まだ実験的なものなので、すぐにサービス終了という可能性もなくはない。)それに伴い、もちろん最低限の秩序というものが必要だし、例えばR指定ページを開く前の警告ページなどみたいな配慮は設置するべきかもしれない。しかしながら、Pixivはそれをすでに成功させているサービス運営主であり、少なくとも私個人としても「もしかしたら・・・」と期待してしまうのも本音だ。もしそうなれば、それこそ一部の界隈的には「ポストTwitter」となりえるかもしれない。

 

実際どのような成長をしていくのか、またはどのように衰退していくのかは分からない。けれど、事実新たなイラスト投稿サイトが誕生したと考えてみれば、私のようなファンにとっては期待で胸が熱くなってしまう。とにかく、温かい目で見守っていきたい・・・。