2017年冬アニメのアダルトイラスト数と、それによって見えてきたもの
(データは2017年3月7日のものです。)
Twitterを見ていると、様々なイラストがTLを流れていく。フォローフォロワーのアニメオタク率が高い人ほどそうだと思う。そして、そのイラストの中には当然のごとくエッチなものも多く、Twitter社がセンシティブコンテンツ(エッチな要素とか)を含む画像にフィルターをかける程の盛り上がりである。
ところで、最近はどうやら『けものフレンズ』たるものが流行っているようで、そのイラストが沢山TLを流れていく。当然エッチなのも多い。Twitterでは、流行りのアニメほどイラストが多く描かれる傾向がある。となると、それに含まれるエッチなイラストも多くなるワケだ。
本当に?
という訳で、調べてみようと思う。ただ、Twitter上にあるイラストすべてをアニメ別に分別していく訳にもいかないので、Pixiv(ピクシブ)上にあるイラストで数を数えていこう。(大抵の絵師はピクシブにも投稿していくはずだ。)
さて、とりあえず『けものフレンズ』を含む今季のタイトルを調べてみようと思う。(とりあえずとは言っているが、今季のタイトル以上を調べるほどのモチベーションなんて無いので今季分だけで飽きるのは目に見えている。)
今季アニメのアダルトイラスト投稿数を見てみる
という訳で、調べていく。
けものフレンズ
ハシビロコウ、コウテイペンギンなどを筆頭に勢いがある今季のダークホース。そのイラスト数は相当なものであろうと予想される。
おお、かなり多い。
放送開始から約70日ほど経っているので、1日に8枚以上アップロードされている計算。なるほど。
セイレン
敏感なオタクたちを擽るような演出をする事で定評のある、これも比較的ビッグなタイトル。
あー、なるほど。そういうことね、なるほどなるほど。
リトルウィッチアカデミア
キルラキルで話題となったTriggerの最新作、これも人気タイトルである。
あ、意外と多い。
うらら迷路帖
「ストーリーはつまらないけどキャラは可愛い」という声が多く、なんだかんだ人気のアニメ。腹を見せて謝ると許してもらえる?というかなり尖った習性がアニメ内であるらしく、これは期待が大きいのでは無いだろうか。
あっ........なんかごめん......。
...........まぁそんなワケで残りのアニメも含めて図を作ってみました。
(クリックして拡大できます。)
図を見てみると、『けものフレンズ』並びに『小林さんちのメイドラゴン』がかなりのイラスト数を持っている。続いて『セイレン』、『ガルリールドロップアウト』、『プリキュア』、『幼女戦記』が多いようだ。
逆に、『Chaos;child』や『クズの本懐』(これは意外!)はかなり少なく、アニメによって数が極端であることが見て取れる。
なるほど。これは所謂「日常系」と「そうでないアニメ」で分かりやすく線引が出来るようになっていることが図より明らかだ。つまり日常系アニメほど数が多くなっていると解釈できる。(幼女戦記やプリキュアは日常系では無い気もするが、日常系アニメほど数を持っている傾向は見て取れる。)
イラスト数が多いアニメの特徴
上に書いたとおり、日常系アニメほど数を持つ傾向がある。ここでは、日常系アニメにおける売れるアニメの特徴を整理したい。
・キャラが可愛い
・シナリオが薄い(この言い方は誰かしらに怒られそう...)
・Twitterで流行
考えつく限りでは以上の要素が強いであろう。例えば、サーバルやハシビロコウ、コウテイペンギンは可愛いし、 メイドラゴンのトールやカンナもかなり可愛いキャラクターだ。可愛いキャラのエッチな絵を見たいと思うのは必然であろう。これは自明だ。
シナリオが薄い、というのはかなり重要であると思う。言い方がかなり悪い感じがするが、要は展開が控えめで、フォーカスがどちらかというと脚本では無くキャラクターに当てられているという事だ。キャラクターに夢中になるように作られているので、エッチなイラストが多くなるのはむしろそれだけ売れているという事を表しているのかもしれない。さらにそれがTwitterで流行すれば口コミ的に人気が加速していくワケだ。
仮定: エッチなイラストのお陰で「日常系」が売れていく?
まとめとして、1つ仮定を立てて終わりにしようと思う。
はじめ僕は「人気アニメほどエッチなイラストが多くなる」と書いていた。これは恐らく概ね当たっていて、しかしながら実際は正の相関関係とも言えるような、つまりはお互いに作用しあっている状況であると言えるのかもしれない。
要は...
キャラを売りにしているアニメが流行
⇣
そういうイラストが沢山描かれるようになればなるほどTwitterのTLで見るその数も多くなる
⇣
僕たちがそれを見て、そのキャラの事を気にしだす
⇣
そのキャラ自体の需要も高くなっていく
⇣
みんなそのアニメを見始める
⇣
はじめに戻る
というサイクルを経て、日常系アニメは売れていく。そして、そのサイクルの一部を僕はTwitter上で知らず知らずの内に関わっていたのだ。
斯くして仮定しておきたいのは、「エッチなイラストが多いほど、その日常系アニメが売れていくのではないか」というものだ。これについては、また改めてきちんと記事を書きたいと思っている。(モチベーションさえあれば...。)